体験者コメント

体験談1

ボカコンで「あれは、超ヤバイよー絶対 体験したほうがいい」と言われてゆかり温泉に向かうとそこには長蛇の列が~
そして 異様な盛り上がりが入口付近で展開されていて、既に温泉あがりの猛者達がゆかり温泉を終えて出てくる同志を 歓迎しながらねぎらい、
お酒を飲みながら共有したもの達が連帯感を持って盛り上がっている~
そんな中を列に並んで超ドキドキしながら待っている時のワクワク感はたまりませんでした!!

そして 温泉から 出てくるみんなの 骨抜きにされたような、恍惚としたようななんとも言えない顔を見る度に、もう 不安と期待でドキドキ~

そして~ いよいよ ゆかり温泉に 入る時が~

私も身体の芯までやられてしまいました~
あんな、あんな体験、今思い出すだけでも~
ふふふ
温泉から出てくると みんなから大歓迎されて、一緒に魅惑の空間を堪能したものたちにしかわからない、
なんとも言えない達成感と幸福感を 共有したくて、戦友のように みんなで飲めや騒げやの宴を繰り広げました!!

私にとって、ゆかり温泉は
同じ経験をしたものたちが心の同志、戦友になれる、そんな素敵な空間でした!!
翌日ゆかりさんの中の人にご挨拶する機会がありましたが、超赤面してしまって大変だったのは 言うまでもありません!!

ゆかり温泉 フォーエバー!!

by 風雅 なおと
歌手、ボーカロイド「KAITO」の声を担当

体験談2

どう書いても種明かしになるので、「ゆかり温泉」で何を見たのかは、明かすべきではない気がしている。でもひとつだけ書くと、そこにいわゆる18禁的なエロス表現はなかった。まったく、一切、なかった。

にもかかわらず、私や他の体験者は、衝撃的なエロスを味わった。もう身悶えして顔から火を噴くような、甘酸っぱくて懐かしい、美しい、エロス。言葉にならない「あぁっ」という声を漏らしながら、紅潮しきった顔でいい大人達が転げ出てきたあの扉は、一種のタイムマシンであった。

あの扉の向こうで、私は二十代の自分に戻っていた。「ゆかり温泉」は簡単な仕掛けと繊細な演出で作られたリアリティあふれるファンタジー空間。脳内メモリーに直接アクセスするよう仕組まれ、大多数の人々が持ちうる最大公約数的なメモリーが、実にあざとく再現されていた。

あの部屋で私は、あの頃に好きだったミュージカル「Cats」を思い出した。社会の最底辺を生きたはずの元娼婦(の老猫)が「本当の幸せの姿がわかる。記憶が導いてくれるから。」と力強く歌った世界的なヒットソング「メモリー」に感動しながらも、あの頃の私はその意味を理解できてはいなかったのだ、とあらためて理解した。

だから「ゆかり温泉」は正しい意味で18禁コンテンツなのだと思う。

アクセスすべき記憶をまだ持たぬ少年少女や、リアルにその季節を謳歌する青年たちには、大人たちが味わったような衝撃は起きないだろう。そして、青年期にそれらしき経験を持たなかった人にとっては、皆がなぜここまで騒ぐのかわからない、残酷な装置なのかもしれない。

Memory, turn your face to the moonlight
Let your memory lead you, open up, enter in
If you find there the meaning of what happiness is
Then a new life will begin


あぁ、そうか。うん。わかった。
月が結ぶ人の縁によって生み出された「結月ゆかり」が、私のメモリーをより美しく再生してくれたのだ。

by 田廻明子 (isshy)
「ボーカロイド™ オペラ 葵上 with文楽人形」企画・製作
編集者・テクニカルライター

*歌詞引用 ミュージカル「Cats」の「Memory」より一節
作詞:Trevor Nunn

体験談3 (ネタバレが含まれます)


当時、第01回世界ボーカロイド大会というイベントが開催されると知った時
イベント会場が静岡県と遠いこともあって、行こうかどうかとても迷っていました。

開催される企画を何気なく見ていると、その中で、異色を放つタイトルの企画『五感で感じるバーチャルアイドル ~ゆかりさんと湯けむり旅行~』というタイトルが非常に気になりなんだろうこのイベント気になる!
ゆかりさん大好きだし体験したい!と思い。ボカコン自体に行こうと決意させたタイトルからして魅力的な企画でありました。

イベントの時間帯が夜間枠で宿泊しないと参加出来なかったのですが、思い立った時ちょうどそのタイミングで宿泊枠の拡大が告知され、運良く枠内に滑りこむことが出来たのも幸運でした。

夕食事にゆかりさんからの手紙が参加希望者に配られ、思わずニヤッとする内容に開始前からゆかりさんが同じ建物に宿泊していると強く意識させられました。
何だかゆかりさんと本当に宿泊に来た気分で、あの手紙はいまでも大切にとってあります。

指定された時間となり、部屋の前で順番を待っているときも出てくる人達が何やらうれしいやら恥ずかしいやら複雑な表情をしており、見ているこちらも何だか恥ずかしい気分になる不思議空間が出来上がっておりました。

順番となり、部屋に入って部屋全体の雰囲気から感じたのは女の子と一緒の部屋にいる
ドキドキ感といえばいいでしょうか。
部屋の中に巧妙に配置された様々な仕掛け(ベッドの上に脱ぎ捨てられたゆかりさんのパーカーや二人分のコップなどなど)による状況証拠が彼女が本当にここにいるのだと脳に認識させ巧妙な暗示にかかったようなとても高揚した気分を味わいました。

その後、ゆかりさんの声に誘われて浴室に入ったとき、ああゆかりさんがカーテンの向こう側に確かにいるなと脳が信じてしまいそのとき確かにゆかりさんは自分と一緒の空間に現実として居ました。

部屋から出たあと、ゆかりさんの残り香のするタオルと謎の液体をいただき興奮も収まぬうちに感覚をさらに上書きされイベントが終わる頃にはあの部屋には本当にゆかりさんが居て自分は会ってきたのだという満足感だけが残りました。

まさに5感で感じさせるというタイトル通り、いやそれ以上の素晴らしい体験をさせていただきました。

関係者の皆様には本当に感謝しております。ありがとうございました!

by kaiza
結月ゆかりファン